TWISTER ーEPー
以前OYSTER ーEPーのことについて書きましたが、(OYSTER ーEPー - ~語りたいっ!!~)今回はその後にリリースされたTWISTER ーEPーについてです。
5月はNICOの記事で始まって最後もNICOの記事になりました。
OYSTER ーEPーはNICOが初期衝動を思い出したのかというような激しさや鋭さや毒っぽさがあります。
- 1.VIBRIO VULNIFICUS
この曲は僕がこのEPの中で1、2を争うくらい好きな曲です。
まあ5曲しか無いんですけど(笑)
少し尖った曲ですが、カッコいいですよね
この曲を初めて聴いた時、NICOのかなり初期の曲である「アボガド」を思い出しました。
"VULNIFICUS"という光村さんのシャウトから激しくなるところがお気に入りポイントです。
ドラムの金物がずっと鳴ってるところとか良いですね。
ラップがあったりした後にサビは落ち着いてちょっとキレイなメロになりますが、また"VULNIFICUS"でブチ上がります。
この曲は4人以外の音も入ってますが、MACHIGAISAGASHIツアーではサポート無しの4人でこの曲を演奏していましたが、それはそれで良かったです。
バンドの骨格というか輪郭というかがはっきり分かるような感じでした。
- 2.SHOW
やさぐれた雰囲気のある曲です。
この曲はいわゆるリフもので、冒頭のリフが割りと続きます。
しかし1コーラス目が終わってCメロに入るとテンポも変わり、ちょっと雰囲気が変わります。このCメロがなんか昔のロックンロール感というかブルース感(?)があって好きです。
そして再びリフが鳴り、2コーラス目に入ります。
Aメロが終わると間奏を挟み、Bメロへ、そしてまたCメロに入りサビが始まります。
意外と複雑な構成です。
NICOはCメロで緩急をつけるような曲が結構ある気がします。
「バニーガールとダニーボーイ」とかもそんな感じですよね。
僕はリフものの曲は結構好きなのでこの曲も好きです。
- 3.FRITTER
ダンサブルな曲です。この曲もちょっと悪い雰囲気があります。
メロディーがあるような無いような感じのところもあったりします。
ちょっとシャウト混じりというか、少し強めな歌い方をしています。
カウベル(かな?多分)の音も印象的です。
この曲は間奏で一度3拍子にリズムが変わります。改めて聴くと割りと間奏長めですね。
間奏明けてからは勢いのままサッと終わるような感じです。
- 4.来世で逢いましょう
このEPで1、2を争うくらい好きな曲のもうひとつがこれです。
ジャンルとしてはサーフロックです。ギターの音色とかもサーフを意識している感じがします。
ただ、このメロディーで"嫁に行っちゃった~"という歌詞なので歌謡曲感がすごいです(笑)
実際光村さんもこの曲について、サーフロックを意識したのに、色んな人から歌謡曲と言われるとインタビューで言ってました。
歌詞的に失恋ソングで、Cメロでは「N極とN極」の歌詞からの引用があったりします。(こういうのファンがニヤリとするポイントですよね!)
メロディーが明るいしリズムもノリがよくて、聴いてて楽しいので好きです。
NXAツアーでは本編ラストの曲でした。
TwitterでUNISON SQUARE GARDENの「君の瞳に恋してない」になんか似てると言ってる人がいましたが、なんとなく分かります。
ツアーの本編ラストだったのもそうですが、なんか聴いてて楽しくてハッピーな感じは共通している気がします。色んな人に聴いてほしい1曲です。
- 5.Kareki is burning!
OYSTER ーEPーで突如現れたカレキーズが再登場です。
前回同様なんの説明もありません(笑)何なんだ一体。
今回は情熱的な曲です。光村さん以外で歌ってます。
真面目なのか笑わせたいのか分かりませんが、シュールな感じです。
OYSTER ーEPーでは箸休め的な感じで、真ん中に収録されてましたが、今回は最後。
しかも曲が始まる前に少し無音だったりして、よりBUMPの隠しトラック的な要素が増してます。
今回もアコースティック版が付いてます。テンポが早くなってたりして聴き比べが楽しいです。
ということで、今回はTWISTER ーEPーについて書きました。
個人的にはOYSTER ーEPーより好きかなという感じです。どちらも好きなのではっきりとは言えないですが。
OYSTER ーEPーを制作して、ライブでやれる曲が少ないと感じたらしく、その反省を活かしたのかノリの良い曲が多いです。だから好きなのかな。
そして新アルバムのQUIZMASTERの発売がもうすぐです。
ツアーで聴いた曲もそうでない曲もどんな仕上がりになっているのか楽しみで待ち遠しいです!