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個人的ハロプロ楽曲大賞'21(10位~6位)

今年もそろそろ終わるということで、2019年から毎年このブログで発表している個人的ハロプロ楽曲大賞を今年も発表したいと思います。

本家ハロプロ楽曲大賞とは違い、今年リリースの曲は今年、去年リリースの曲は去年のランキングに入る形にしています。

そんな独自ルールでやっていますので、本家楽曲大賞には投票していません。

ということで、僕が独断と偏見で選ぶ2021年のハロプロ楽曲の10位~6位です。

 

  • 第10位: Juice=Juice / Future Smile

かなとものラストシングルですね。

ちょっとダークでジャジーな曲調なのはタイトルからは一切想像していませんでした(笑)

オケが面白い曲だと思います。

SeasoningSの「ワタシと踊りなさい!」でほのぴも挑戦していたホンキートンクピアノがここでも使用されています。

Aメロにアコーディオンの音が入っていて、音の立ち上がりがふわっとしていながら末尾は歯切れがよくて聴いてて不思議な感覚になります。音の輪郭が終始はっきりしているピアノと揃っているからそう感じるのかもしれません。

Bメロではアコーディオンはすごく細かい連符を繰り返していて凄いですね。

この曲はマリンバの音も入っていますね。ホンキートンクピアノ、アコーディオンマリンバと、ハロプロではあまりお馴染みではない楽器たちが活躍しているのが、今までのハロプロ曲と比べて少し違った雰囲気を感じさせている気がします。

1サビ前から登場するブラスも、登場して以降ずっとカッコいいです。やはりブラスが入るとグッと華やかになりますね。抑え目な1番と、Aメロからブラスが入る2番とではまた少し違うかっこよさがあります。

そして新メンバー有澤一華のバイオリン!カッコいいですね。妖しくて流麗で高貴なこのパートにはゾクゾクします。

Cメロから落ちサビの長めのソロで繋いでいく感じは「禁断少女」を彷彿とさせますね。

僕はここのかなともパートが好きです。かなり抑えた歌い方をしているんだけど、伸びがあって途切れない感じが良いです。

れいれいパートの "笑顔に続くでしょ?" も好きです。れいれいの歌声がかなりJuice=Juiceに馴染んだことをこの曲で認識させられましたね。

 

  • 第9位: BEYOOOOONDS / フレフレ・エブリデイ

カゴメのタイアップで、去年の「ビタミンME」を上回ることはさすがになかったですね。あれは良すぎた。

ただ、そんなマイナスイメージから入ったけど聴いている内にだんだん好きになっていきました。

アイリッシュ系の曲って今までのハロプロになかった気がするし、ビヨの声質といい、楽器の音色といい、綺麗な音しか入ってない感じが良いなと思います。アクが強すぎないサウンド感というか。

結構歪んだギターの音も入っていますが、太めの音でキンキンしないので聴きやすいんですよね。

そんな感じなので、朝ごはんを用意しながら1日で1番最初にこの曲を聴いて元気をもらったりしていました。

バンジョーや、アプカミのレコーディング映像でもあったフィドルが活躍する曲ですね。

僕が好きなのは、フィドルのソロ明けの落ちサビです。

ほのぴの癖の無い声から始まって("ぎ"の発音が鼻濁音なのも良い)、美葉ちゃんの少しこぶしが入ったパート、夢羽の綺麗な声、桃々姫の元気なパートというソロパートのリレーが好きです。

実はこの曲ちょいちょい転調しているんですよね。

ハ長調→サビからト長調→間奏からハ長調→サビからト長調→間奏からハ長調→Cメロからヘ長調→ラスサビからト長調→アウトロはハ長調

という感じ。しれっとサビで毎回転調しているのには、この記事を書くにあたって改めて聴くまで気づいていませんでした(笑)

落ちサビでキーが落ちていると思いきや、Cメロで既に落ちているんですね。Cメロで一旦テンポも落ちるからそっちに気を取られますね。

 

3拍子のジャジーな曲というのもハロプロ初ですかね?そもそも3拍子が珍しいですからね。

こういう曲はやはりベースラインが良い!ウォーキングベース大好き!

ピアノも大人っぽくてカッコいいですね。

ブラスもサビやイントロアウトロが特に華やかで、こういう曲には欠かせないよなって思います。

で、あんまり印象に残っていなかったんですが、ギターも色々やってるということに今気づきました(笑)

まずこの曲ギター始まりなんですよね。

Aメロではトレモロが掛かったギターが渋カッコいいし、Bメロではワウが掛かったギターが3拍子を際立たせています。

そしてギターソロではリバーブが掛かったギターがトレモロ奏法で掻き鳴らします。

この後パッと音が止んでCメロに入る流れも好きです。

好きなパートはかわむーの "もうやめてよ、めんどくさーーいっ↑" です。語尾のしゃくり上げが好きです。

2番のこのパートを担当しているかっさーの吐息のような語尾も良いですね。

ラスサビのこのパートは全員ユニゾンで終わりかと思いきや、だめ押しのかみこでフィニッシュ。完全にエースです。

ラスサビでいうと、ラジオボイス加工のタケちゃんの追っかけも良い味出してますよね。パンが左右に振られていて、左→右→真ん中→左→右→真ん中という風に移動してますね。

大人っぽくてジャジーな曲で、タケちゃんのかわいい声質と加工とパンで遊びというかアクセントになっているのが良いですね。

僕は歌詞の内容にも、ちょっと抜けてる感じの人が愛されて、ちゃんとしているとつまらなく見られたりとかってあるよなと共感しました。

 

ハロプロの王道的な歌謡曲ですね。

メロディーが良いというのもありますが、平田祥一郎さんの編曲が良すぎて好きです。ビートがカッコいいんですよ。

ビートだけでなく、ベース等どのパートもリズミカルなところが好きです。

イントロ…というか頭のサビの後の間奏のメロディーが好きです。あのメロディーのなんか不思議な感じ(浮遊感というのか?説明できない)が魅力的だなと思います。

構成としてはAメロからBメロ無しでサビに行く曲ですが、Aメロが変化しまくるのでそこまで繰り返しの印象は無いですね。ワンコーラスの中でも変化しますからね。

落ちサビ前のCメロというかBメロ?で新しいメロディーが出てきます。ここもAメロのメロディーが引用されているというか、Aメロの変化系というか。

ちなみにこの曲も転調が多く、

ホ短調→サビからヘ短調→Aメロからホ短調→サビからヘ短調→ラスサビ"お願い"から半音上がって嬰ヘ短調

となっています。

ということでこの手の構成の曲は単調になりがちですが、この曲は展開が多いですね。

この曲のかわむーのパートと、しおんぬのパートは全部好きです。二人ともおいしいパートもらいましたね。バッチリ声質にも合ってると思います。

"ユラユラ クラクラ" のしおんぬの歌い方は今までのハロプロの表現ともちょっと違う新しい感じな気がしました。

 

アップテンポでストレートなロックナンバーって感じの曲です。

サビでメロディーの繰り返しが多くて、最初はそこまで好きでもなかったんですが、自分の中のランキングをじわじわと登り詰めてきました。

イントロを始めとして要所要所で出てくるギターの速いカッティングが、この曲のスピード感を演出している感じがします。

僕はこの曲のコード進行が結構好きだなと思います。特にBメロの部分が好きです。

この曲はAメロはわりと明るめに入って徐々にマイナーっぽくなって、サビでは強い主張という感じの展開の仕方をしますね。

"愛はあんだよ 愛はあんだよ"というサビの頭のフレーズがインパクトありますね。

小田推しとしては、おださくの "留まらない" というパートが好きです。あと、ちぃとの二人パートがあるのも嬉しいです。

ここ2,3年で、つんく♂さんが娘。にロック系の曲を書くことが少し増えた気がします。今のつんく♂さんがそういうモードなのか、今の娘。を見てそういう曲が湧いてくるのか…?

「I surrender 愛されど愛」とギターのスピード感やギターソロでの緩急の付け方が似ていると感じて調べたところ、どちらも大久保薫さんの編曲ということで納得しました。

 

2021年の個人的ハロプロ楽曲大賞の10位~6位は以上の曲でした。

推しメンを贔屓したりせず、純粋に曲の好みで順位付けをしました。

かなとも推しなので、「Future Smile」はもっと上位にしたい気持ちもありましたが…。

次の記事では5位~1位の発表です。