UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2019 「Bee side Sea side ~B-side Collection Album~」 に行ってきた
12月23日に福岡サンパレスで行われた、UNISON SQUARE GARDENのライブに行ってきました。
今回はセトリ順に簡単にライブレポというか感想を書いていこうかと思います。
(乏しい語彙力と拙い表現力のせいで所々バカっぽい感想になっていますが、ご容赦ください)
ユニゾンのライブは僕は昨年のツアー以来の参加でした。
それが確か5月だったので、1年半以上振りのユニゾンということで凄く久々に感じました。
ライブハウスのように近くで見れない悲しみを最初は感じていたんですが(去年もホールだったけど)、曲やパフォーマンスの魅力から次第にそんなこと忘れて普通に楽しんでいました。
- 1. リトルタイムストップ
まさかこの曲から始まるとは。
ユニゾンのライブの1曲目ってこういう曲から始まるっていう定まったイメージが無いんですよね。僕は。
だから本当にどういう曲から来るのかが読めない。今回も案の定読めませんでした(笑)
- 2. セク × カラ × シソンズール
意外な1曲目からポップで楽しい2曲目へ。
照明の演出もあってか、この曲で会場が一気に明るい雰囲気に変わった感じがしました。
- 3. flat song
また少しゆったりとした曲に。
雰囲気がコロコロと変わっていきます。本当に先が読めなくてワクワクしました。
この曲はユニゾンの曲の中でもテクニカルなタイプでは無いんですが、すごく3人のチームワークみたいなものを感じました。
サビ前にピタッと止まってギターのハーモニクスだけになったり。
合わせようとしてやってる感じがまるでしなくて、本当に自然に。阿吽の呼吸みたいな。
久々のユニゾンで改めてそれを感じました。
- 4. over driver
この曲カッコいいですよね。
赤い照明がイメージ通りで、間奏のドラムは音源でもカッコいいですが、生だと迫力もあってより良かったです。
- 5. ピストルギャラクシー
これは僕が好きな曲なので、始まった瞬間「来た!」って思いました。
最初の不思議な響きのコードからのバキューンというピストル音。
ピストル音はSEで鳴らしてたのかな?ドラムも色々叩いていてよく分かりませんでしたが、迫力があってカッコよかったです。
見事に撃ち抜かれました(笑)
- 6. ギャクテンサヨナラ
この曲はタイトル的に後半でやるもんだと思っていたので、ここで来るかという感じでした。
疾走感のある曲が連続で来て楽しかったです。
- 7. 僕は君になりたい
ここで少し落ち着いた曲。
テンション高い曲では無いですが、ドラムとか意外と音数が多い曲です。
僕はサビ前のドラムが好きです。
- 8. スノウループ
バラードナンバーですが、好きな曲なので始まると少し鳥肌が立ちました。
メロディーがキレイなんですよ。
コーラスもホールの響きなのか厚みが増していたように感じました。
照明も雪のように白い光の球が動くような感じでした。
- 9. ここで会ったがけもの道
ドラムソロ~セッションという流れからのこの曲でした。
前のツアーとかだと、リズムとかコード進行とかでなんとなく予想したりしていましたが、今回は曲が始まるまで何の曲が来るか全く分かりませんでした。
ドラムソロはなんかもう色んな所を叩いていて、もはやストンプみたいな状態に(笑)
段々とツッターン、ツッターンというリズムになって曲に繋がった気がします。(うろ覚え)
けもの道は楽しい曲ですね。これからのライブでもちょこちょこやってほしいです。
2番の"成敗!成敗!"がいいですよね(笑)
- 10. ノンフィクションコンパス
2年前のツアーであんまりやらない曲としてセトリ入りしていたので、今回はやらないかと思っていましたがやってくれました。
間奏のギターの音作りとか特に変わったような気がしました。
おぼろげな記憶ですが、あんなに歪んでなかったような…
まあ2年も経てばそれくらいの変化もあるでしょう。
- 11. 三月物語
MCで、「今回はカップリングのみで、皆が年末にカラオケで歌うような曲はやりません。」みたいな話がありました。
その後、「カップリングの人気投票で強豪を抑えて30位にランクインした曲です。」との紹介からこの曲が始まりました。
演奏と共にステージの後ろに満月と星が出て来る演出がありました。
いつものツアーだと、3人以外の音(キーボードやブラスなど)を同期させる曲がたくさんありますが、今回は少ないということにこの曲で気づきました。
この曲のイントロは同期させた音で、斎藤さんはバッキングを弾いていました。
満月とユニゾンを見ながらゆったりと聴きました。
- 12. 三日月の夜の真ん中
先ほどの満月が照明によって三日月の形に照らされていました。
僕はなんでB面ベストのジャケットが月なのかについて考えたりしてました。
Bee side Sea side→シーサイドの満ち引き→月?とか、シングルが太陽でカップリングは月?とか…
で、この曲は斎藤さんが作ったというのもあって、やっぱり少し雰囲気が違うなと感じました。
コーラスやギターの音、歌い方もスッと伸びやかな感じで、斎藤さんももっと、たまにでも曲を作ればいいのにと思いました。
- 13. サンタクロースは渋滞中
ちょうどピッタリの時期に聴けたのがなんか嬉しかったです。
前のツアーは5月にこれやってたから(笑)
この曲もセッションからベースの見せ場になって、一瞬間を空けてベースのイントロが始まるみたいな入り方でした。
- 14. スノウリバース
この曲が始まった瞬間会場の空気が「おっ」ってなんか変わった気がしました。
やっぱり投票1位の曲ですからね。
イントロからのギターの歯切れの良いカッティングはもちろんカッコよかったです。
今回初めてこの曲を生で聴いて思ったのは、ギターソロの入り方が最高にクールだなってことです。
ギターソロ自体もカッコいいけど、その前にジャッ、ジャッという休符いっぱいのパートからのメリハリがすごいカッコいいと感じました。
- 15. シグナルABC
音源だといきなり歌とギターから始まりますが、今回はその後のフレーズを頭に持ってきて、何拍か置いてから歌い出しというアレンジでした。
"ABC~ Everything~"というコーラス部分とか楽しい曲ですよね。
これのA面がシュガーソングだったんだからすごいシングルだなと改めて思いました。
- 16. ラディアルナイトチェイサー
めちゃくちゃカッコいい!
大好きな曲なのですごくテンション上がりました。
会場もすごく盛り上がっていた気がします。
こういう曲は大体赤い照明(笑)
- 17. I wanna believe、夜を行く
入り方とかアウトロとか少しタメたりするアレンジがありました。
"It's you!"とか"ハイ!"とかのコーラス?合いの手?がすごく楽しかったです。
皆聴いて来てるからタイミングとかもバッチリ揃っていて、ステージから見ても良い景色だったんじゃないかな(笑)
メロディーもポップでキャッチーで好きな曲です。
- 18. Micro Paradiso!
陽気で弾けたこの曲が本編ラストでした。
緑、白、赤のイタリアンカラーの照明に彩られて盛り上がるサビはすごく楽しかったです。
間奏はブレイクを挟みながら何度か繰り返しました。
斎藤さんが正面の前に出てきたら、田淵が直ぐ後ろに付いて、斎藤さんが上手に向かえば田淵も上手へ。
ブレイクの間、手を顔の前にかざしてジョジョ立ちみたいなポーズをとる貴雄、真似する斎藤さん。
仰向けに床に寝転んで斎藤さんの股の間に顔を持ってくる田淵、後退する斎藤さん、仰向けのまま足で地面を蹴って追いかけてくる田淵。(各々楽器を弾きながら)
ちょっと状況が分からないかもしれませんが、これは見たことをそのまま書いています。
昨年のツアーでも「君の瞳に恋してない」の間奏で逃げる斎藤、追う田淵が見られましたね(笑)
我々は何を見せられているのでしょうか(笑)
encore
- 1. 5分後のスターダスト
暖かい色の照明に包まれて、ちょっと切なさのあるこの曲がアンコール1曲目でした。
イントロが始まって何故か自然に拍手が起こり、僕も何の拍手だよと思っていましたが、その後のMCで斎藤さんが触れてくれました。
「イントロ始まってから拍手があったけど、あれ何の拍手?大人の演奏会みたいですごい良かったけど(笑)」みたいなことを言ってました。
貴雄も気になったみたいで、珍しく喋ってました。斎藤さん「貴雄が後ろで拍手を煽ってたのかと思った」
- 2. さわれない歌
そういえばこれもカップリングだったな、というくらいには存在感のある曲というのがこの曲に対する僕の中のイメージです。
改めて聴くとすごく良い曲だと思いました。
この曲の前のMCで今年15周年を迎えた話や、来年のイベントの話(福岡にはまた何度か来るとか)、来年からはまた普通のロックバンドに戻るという話がありました。
それを受けて聴くと、ユニゾンはこれからもさわれそうで誰にもさわれない歌をずっと歌い続けてくれるんだと思って、この曲のメッセージを感じました。
(NICOが突然解散したのでちょっとその辺デリケートになっている)
15周年のユニゾンにぴったりの曲だと思いました。ただの一つのカップリングなのに。
作ったときはそういう意図はあったんでしょうか?
- 3. ラブソングは突然に~What is the name of that mystery?~
ラストは弾けた楽しい曲でした。
これもライブでは初めて聴く曲でしたが、勢いとパワーがありました。
間奏のギターには何のエフェクターを掛けていたのかが気になります。
アウトロでも踏んでいましたが、すごいエグくてカオスな音が鳴ってました。(原曲通り)
最後はラストのフレーズを残してジャーンと伸ばして、斎藤さんが"What is the name of that mystery?"って叫んでラストのフレーズに入って終わりました。
カップリング曲だけで満足できるのかとか、ホールだからとか色んな懸念をすべて蹴散らす本当に楽しいライブでした。
特に僕としては後半の流れはヤバかったです。最高でした。
MCでは「今日やったらしばらくやらないんだろうなと思う」と言っていましたが、15周年でアルバムとして形にしたんだし、これからはライブでガンガン演奏してくれていいのにと思いました。
こんなに名曲揃いなのにもったいないですよね。
あと、ユニゾンの3人は本当にエンターテイナーだなとパフォーマンスを見て感じました。
ドラムソロはなんかそういうパーカッションとか太鼓とかの演奏会を見に来ている気持ちになりました。(ホールだったからかな)
田淵も面白い動きをしていたし(笑)斎藤さんのMCも面白かったし。
距離が遠くて手元まで見えなかったのは少し残念でした。
いつもライブの時は大体ギタリストの手元をガン見しているので(笑)
ただ、それをあきらめて全体を見ながら曲を楽しめたし、まあ良かったですかね。
アルバムはしばらく出したくないと言っているし、田淵も斎藤さんも別のバンドを組み始めるしで、来年からどんな活動するんだろうという感じですが、きっと通常営業に戻るんでしょうね。
シングルを引っ提げたツアーとかやりそうな気がしています。どうかな。
きっと誰にもさわれない歌を歌い続けてくれると思います。来年だけじゃなくて、ずっとね