~語りたいっ!!~

好きな音楽を語りたい。この感動を共有したい。

MODE MOOD MODE

7.24 UNISON SQUARE GARDEN 15周年おめでとう!

ニゾンの単独記事はこれが初めてですね。

今回はオリジナルアルバムとしては最新作の「MODE MOOD MODE」について書いていきます。

発売されたのは去年なのでかなり今さら感はありますが…

 

7枚目(nano-mile met)のアルバムの1曲目はブリッジミュートの怪しげなフレーズから始まるグランジ調のナンバー。

ニゾンとしてはテンポも速くないし、割りとクールな曲です。

隙間にキメてくるスラップとか終盤荒ぶるドラムとかもとてもかっこよくてテンション上がります。

メロディーもキャッチーで覚えやすくて好きです。

この曲ではサビのベースラインが特に好きです。

 

テンポも速く、ポップでユニゾンらしい曲です。

前作「Dr.Izzy」から1曲目にらしくない曲を持ってきて、2曲目にらしい曲を持ってくるという流れがありますね。

イントロのギターが右から左に流れるようなところが好きです。

(分からない人はイヤホンで聴いてみよう!)

この曲はドラムが大暴れですね(笑)

叩きまくりです。

普段あまりドラムに注目して聴くことって無いんですが、この曲は自然とドラムにも意識が行きます。

 

  • 3. オーケストラを観にいこう

タイトルにもあるようにオケの音が入っていますが、打ち込みらしいです。

ただかなり本物っぽくて、ライブで聴いた時もホールでの響きがすごく良い感じでした。

オケの音は1サビから入ってきますが、オケの音が入ってからのひらけてくる感じが好きです。

間奏の終わりのギターとベースのユニゾンが好きです。

その後の落ちサビのバックで鳴ってる音がオケだけというのがユニゾンとしては斬新です。

 

UNISON SQUARE GARDEN「fake town baby」ショートver. - YouTube

アニメ血界戦線2期のOPになった曲です。

血界戦線といえば1期EDのシュガーソングが大ヒットしましたが、こちらはOPなのでカッコいいロックな曲です。

それにしても鬼のような難易度の曲ですね!テクニックとリズム感をかなり必要とする曲だと思います。

二番のAメロのキメがたくさんあるところとかライブでも全然ずれないからすごいですよね。

テクニックのあるバンドはたくさんいますが、個々だけでなくバンドとして魅せるというのはなかなか多くはない気がします。

というか、この曲は普通に個々もムズいですね。

年々やってることの難易度が上がってる気がします。どこまでいくんだ。

 

  • 5. 静謐甘美秋暮抒情

文字化けではありません。せいひつかんびあきぐれじょじょう と読みます。

ちなみに僕は文字化けと呼んでいます。

コードがおしゃれで、ベースの入りのスラップもカッコいいです。

"モードなムード"という歌詞がありますが、この歌詞からアルバムタイトルが決まったのかはたまた逆なのか。

で、この曲好きなんですが、僕の中でこのアルバムで一番にならないのはなんでなのかずっと考えていたんです。

ニゾンにこの路線を求めてないからだと思ってたんですが、最近気付きました。

テンポが速い…!

もっとテンポ遅いと僕の好みにバッチリハマっていたでしょう。

しかしライブで聴いた時照明とか含めて素敵な空気感でとても良かったです。

 

爽やかで疾走感のある曲です。

個人的に"ソラシドその後が~"のとこのメロディーが全然ソラシドじゃないところが気になります(笑)

勢いのある曲ですが、最後のコードはおしゃれというか爽やかというか綺麗な感じで終わるのが好きです。

 

  • 7. MIDNIGHT JUNGLE

"タンタタンタタンタタンタ"というお祭りビートで、リフものの要素もありつつメロディーも楽しい曲です。

メロディーとしては、言葉の繰り返しや、跳ねるリズムがこの曲のテンポの良さや楽しさの要因の一つだと思います。

Bメロの"もったいない"というコーラスとの掛け合いは田淵が作る曲の特徴の一つでもあると思います。

サビでは1オクターブ下のユニゾンがコーラスとして重なっています。

前にオクターブのユニゾンの記事にて、オクターブのコーラスは怪しさやおしゃれさを演出すると書きましたが、UNISON SQUARE GARDENのユニゾンはテンション上がる感じ。

一人で歌うよりも熱量が加わるという意味で声を重ねていることが多い気がします。

声の相性が良いのか、3人の声が重なるところはこの曲に限らず好きです。

ベースソロからのギターソロが良いですね。ギターソロで爆発するのも。

 

  • 8. フィクションフリーククライシス

斎藤さんのギタボもここまできたかという曲。

これ普通に歌わずに合わせるのも難しいと思います。(Aメロ)

最初は不思議な曲だなと思っていましたが、じわじわ好きになりました。

Aメロはメロ、演奏ともに小刻みに休符が入る不思議な感じで、Bメロで落ち着いてサビは明るくなるという構成です。

短い曲で、二番のAメロからギターソロ、Cメロ、落ちサビ、サビという流れになります。

しかもこのCメロが"自意識がクライシス迷子"という謎のワードを繰り返すもので、段々とクセになりました(笑)

サビが明るく開放的なのが良いです。

自由に楽しむのがユニゾンのライブだけど、落ちサビはクラップして欲しいよ…

 

UNISON SQUARE GARDEN「Invisible Sensation」ショートver. - YouTube

先の曲からたった数拍で入る流れがアルバムとして面白いところです。

シングル曲でメロディーがキャッチーな曲なので、先の曲とギャップがあります。

初めて聴いた時からこの曲好き!ってなりました。

特にサビ。コーラスも少し複雑ですが綺麗で好きです。

テンポが速く特にドラムが難しそうな曲です。

特にギターソロ明けとか、アウトロの最後のギターのフレーズに合わせて叩きまくるところとかエグいですが聞き応えがあります。

本人いわく「この曲のドラムはフュージョンを意識している」とか。なんでこの曲でフュージョンを取り入れるの?という感じですが(笑)

アニメOPで、シュガーソング同様OAされないところで荒ぶっています。この曲では二番Aメロ。

その後何事もなかったかのように平然とBメロに入るのが面白いです。

綺麗事だけじゃやっていけない現実を歌いつつ、それでも背中を押すような歌詞も好きです。

 

  • 10. 夢が覚めたら(at that river)

このアルバムで唯一のバラードです。

Aメロがきれいで好きです。

アルバムのツアーで唯一セトリに入っていませんでした。追加公演とかではやったのかな。

"Flash back of that river"というパワーフレーズを繰り返すラストが印象的。

 

UNISON SQUARE GARDEN「10% roll, 10% romance」ショートver. - YouTube

これもテンポのいい曲。

初めはあまり好きではありませんでしたが、ライブで聴いて好きになりました。

ちなみに第一印象はベースラインが愉快だ…でした(笑)

この曲は特にギターソロが好きです。

カッコいいしリズミカルなのが良いと思います。

サビで"イクミーアウト れながら を握ったら"と、フレーズの先頭の音が"て"で統一されているのが好きです。

2サビとかでは違うけど…

 

  • 12. 君の瞳に恋してない

UNISON SQUARE GARDEN「君の瞳に恋してない」ショートVer. - YouTube

タイトルが田淵らしいというかユニゾンらしいというか…

あまのじゃくですよね、あの人達(笑)

10周年でベストっぽいアルバムを出し、15周年でカップリングベストアルバムを出したけど普通のベスト盤は出さないというところとか(笑)

それはさておき、この曲はこのアルバムで一番好きです。

ジャンルの異なる色んな曲が収録されている中で、結局この曲を一番聴いているんです。

ホーンが入っていてポップで華やかでハッピーな感じが良い。

ちなみにホーンは「like coffeeのおまじない」を担当した人達らしいです。これもいい曲。

AメロのスカのリズムにノリながらMVみたく歩きたくなります。

ピアノパートは、AメロからBメロに移る時のドレミファソラシドというオクターブ、Bメロのピアノのリズムが好きです。

そして、Cメロ後のソロ(?)からグリッサンドでホーン隊にパスし、良い流れでギターソロにつながるという完璧な流れ。美しい。

からのサビで3人のユニゾン

"君の瞳に恋なんてしてはないけど分かる"ここがこの曲で一番好きかも。

なんかスカッとするんですよね。

ライブの時、田淵もこの曲だといつも以上に弾けている気がします。

ギターソロを弾く斎藤さんの正面に来たり、逃げる斎藤さんを追いかけ回したり。本当クレイジーです(笑)

 

このアルバムは、MUSICAの編集部が選ぶ2018年の年間ベストアルバム50で1位に選ばれていました。

色んなジャンルの曲があり、サウンドの振り幅も広いし、どの曲もキャッチーです。

ニゾンの今までのアルバムの中でも最高を更新したのでは、と思うほど完成度が高く素晴らしいアルバムだと思います。

一昨年の怒涛のリリースの中で完成したものというのがすごいです。

数年はアルバム出さないと田淵が言ってますが、タイアップとかで曲が溜まって、思ったより早く出るなんてことも全然あると思います。

このアルバムもそんな感じだったし。

15周年のお祭りを終え、通常営業に戻る来年は一体どのような動きを見せてくれるのか、まだまだ気が早いですが楽しみです。

とりあえず今年は大いに祝って欲しいみたいだし、大いに祝ってやりたいと思います。

 

Happy crazy birthday!