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モーニング娘。 珠玉のバラードソング

モーニング娘。の曲というとどんなイメージですか?

黄金期の印象が強い人は明るい曲、盛り上がる曲というイメージで、プラチナ期の印象が強い人は歌謡曲とか辛気臭いイメージ、最近の曲を知っている人はカッコいいEDMのイメージ、といった感じかなと勝手に思っています。

実はアルバムやカップリングを聴いてみるとかなり曲のバリエーションが多いんですよね。ハロプロの全ユニットに言えることですが。

最近はカップリングが無くなって、アルバムもなかなか出なくなってしまったので残念です。

それはさておき、今回はモーニング娘。のバラードの中で僕が好きな曲を紹介したいと思います。

バラードは歌詞にも意識が行きやすいと個人的に思うので歌詞へのリンクも貼りました。

 

1曲目は です。

歌詞はコチラ

この曲はアルバム「愛の第6感」に収録されています。

数年前にフクちゃん、くどぅー、おださくで歌っていましたがそれもかなり良かったです。

何気ない日常を描いた素朴な歌詞が、優しくて少し切ない素朴なメロディーに乗っているのでじわじわと好きになった曲です。

歌詞の内容を簡単に要約すると

"1番では彼の声のことを歌っていて、2番ではそんな彼の声が聞きたくて電話する約束したけど寝てて…だけど何度も着信が入っていて愛を感じた"

という感じです。

2番へのフリとして1番の内容があるのかもしれないけど、この主人公は彼の声が好きというのもあるのかなと思います。

僕としてはこの曲はイントロの1音目から優しいベースの音が印象的です。意外と動くのでつい耳で追ってしまいます。

ハロプロの曲はリズムは打ち込みが多く、ロック調の曲だけ生ドラムだったりしますが、この曲は珍しくバラードで生ドラムです。

なのでバックの音を聴いているとバンドならではのエモさもあって良いんですよね。

しっとりした入りでそのまま最後まで行くかと思いきや徐々に盛り上がっていきます。

ラスサビの"何時になっても起きるから"の直後のエレピのフレーズがかなり好みです。音色も、この音が入っていたらその曲好きになるレベルで好きな音です。

 

2曲目は 雨の降らない星では愛せないだろう? です。

歌詞はコチラ

さっきとはスケールの大きな曲です。アルバム「プラチナ9DISC」に収録されています。

中孝介が高橋愛をフィーチャリングアーティストに迎えてカバーしたほどの名曲です。

僕は梅雨の時期になると特によく聴いている気がします。雨は嫌だけどこの曲を思い出すと少し気も穏やかになるというか。

この曲はまずメロディーがすごく良いです。口ずさみたくなる感じ。

ソロパートで回していくのではなく、ユニゾンで歌うのがスケール感が出て良いなと思います。

ドラムの音が入っていますが、これは打ち込みです。

こんなにドラム感のある打ち込みはハロプロでは珍しいような気がします。

もっとパーカッションの音とかが入っていたりEDM感のある打ち込みが多いイメージです。

中国人メンバーのジュンジュンとリンリンがいたので中国語パートがラスサビにあって、この曲のスケールを大きく説得力(?)を強くしている気がします。

ちなみに「10 MY ME」というアルバムにはこの曲の中国語バージョンが収録されています。

家族、恋人、地球などあらゆるものへの愛を歌った壮大なラブソングだと思います。

聴いていてこんなに優しい気持ちになれる曲もなかなか無いと僕は思います。

 

3曲目は Be Alive です。

歌詞はコチラ

アルバム「13カラフルキャラクター」に収録されています。

おださくがオーディションで歌っていたのが印象に残っているファンも多いと思います。

この曲は途中でテンポアップしますが、つんく♂さんがアップテンポにするか悩んだ末にこうなったらしいです。

アップテンポになるのでバラードのイメージが無い人もいるかもしれません。今回扱うか迷いましたが、記事を明るく締めるのがいいかなと思って選びました。

この曲もスケールの大きい曲で、スケールの大きい歌詞に負けないメロディーの壮大さを感じます。

僕はこの曲の最初の田中れいなのソロパートが好きです。

れいなのイメージ的にこういう曲が合うとは思っていなかったんですが、伊達にキャリアを重ねていないというか、堂々と歌い上げていて流石だと思いました。ビブラートが伸びやかで素晴らしいです。

有名は孤独の裏返し さあ 目指すなら最上の 栄光とプライドだな

という歌詞は初めて聴いたときから印象に残りました。

つんく♂さんが書く詞にはたまにメンバーへのメッセージなんじゃないかというものがあって、これもそうかもしれないと思います。

スケールの大きな歌詞に思えて、身近で人々に寄り添っているような歌詞がつんく♂さんの詞の独特なところで、ミクロからマクロへとスケールアップする様がこの曲にも見て取れます。

1番2番共にAメロは日々の暮らしの中の感情を歌って、Bメロは世の中の真理みたいなことをズバッと言っていて、サビでは"星"とか"時代"とか壮大な話になっています。

いつか笑いの絶えない 自由な時代が 嫌なことなど 吹き飛ばすさ

君を悲しくさせない時代

という歌詞が好きで、人によっては大げさに聴こえる歌詞かもしれませんがすごく優しい歌詞だと思います。

この曲は特に2番の歌詞に力を貰えます。

最新はもう最新じゃない さあ 悔やんでも仕方ない 生きてるって素晴らしいんだ

という部分に2番のメッセージが詰まっている気がします。

時間はどんどん過ぎていくものなので、後悔してる暇がもったいないという「青春Night」と共通したメッセージなんじゃないかと思います。

 

今回はモーニング娘。のバラード曲についてでした。

バラードというジャンル分けが難しく選曲に迷いましたが、つんく♂さんがバラードだと思って作ってなさそうな曲は外しました。

「I WISH」とか「愛あらばIT'S ALL RIGHT」とかバラードっていう人もいますが多分つんく♂さんはそうは思ってないと思うし、僕も違うと思ったので選びませんでした。

バラードの定義ってなんなんでしょうね。色々聴いているとアップテンポじゃなきゃ全部バラードのような気にもなってきて混乱しました(笑)

娘。以外にもハロプロにバラードの名曲はたくさんありますし、ハロプロ以外にも好きなバラード曲は色々あるのでまた記事にしたいと思います。

まあ基本はアップテンポが好きだけど(笑)