~語りたいっ!!~

好きな音楽を語りたい。この感動を共有したい。

Berryz工房を語り"タイ"っ!!

Berryz工房がタイでも人気があったことはご存知でしょうか?

実はタイでライブをしたり、タイの映画に出演したりしていたのです。(しかも内容が、娘のためにベリのチケットを取るために父が奮闘するというもの)

そのきっかけになったのがシングル「cha cha SING」なのです。

この曲はタイの人気シンガーのトンチャイ・メーキンタイのカバーであり、この曲をつんく♂さんが聴いてベリーズっぽいとピコーンしたことでこのカバーが実現したとのこと。

この曲は盛り上がる優秀なお祭りソングとしてライブでも大活躍しました。

今回は「cha cha SING」とその他にBerryz工房がカバーしたトンチャイ・メーキンタイの曲について書いていきます。

 

1曲目は cha cha SING です。

Berryz工房の曲にはこれはベリだから歌える曲だなと感じるものがあって、この曲もその1つです。

この曲の良さといえばやはり楽しくて盛り上がれるところです。

モーニング娘。の黄金期のようなこの景気の良い感じは、当時のハロプロではBerryz工房にしか出来ないなと思いました。見た目も派手だしね(笑)

この衣装全員似合ってるのスゴいですよね(笑)みんなコンディションも良くて、お姫様みたいで可愛いです。

この曲はサウンドにもアジアテイストを強く打ち出していて、僕はサビで出てくるポンポコ鳴ってるパーカッションの音が好きです。

この曲で一番好きな音は、イントロやアウトロで鳴っている派手目な電子音です。あれテンション上がるよね。

あと"オイ!"ってコールがめっちゃ入っててそれもテンション上がる大きな要素ですよね。

コール&レスポンスが入るのも楽しいですよね!ここの部分はモーニング娘。の「恋のダンスサイト」を彷彿とさせます。

ベリメンのそれぞれ個性的な声質でパートを回していくのも聴いていて面白いです。

梨沙子の"一年中"の歌い方好きです。あと雅ちゃんの"ほら笑顔で暮らそうよ~~"の部分がカッコいい。

ラスサビに行く前に"ワンツースリーフォー!"って入って盛り上げるところは原曲には無くて、これは良いアレンジだと思います。

サビでしっかり盛り上げるというのがJ-POP的なアレンジなのかも。

サビ前の"パジャマ脱いで一張羅に着替えて LET'S GO"の部分のスケール感はなかなか出せるものでは無いと思います。さすが梨沙子。(このパートもこの曲がベリにしか出来ないと思う理由です)

サビの振り付けは本家のまんまだし、みんなで真似して踊れる楽しい曲という部分で共通しています。

思えばこの曲の存在が僕がBerryz工房に惹き付けられた理由の1つだったかも。

"踊る阿呆だけど ただのバカじゃない"という歌詞良いですよね。この曲の歌詞は全体的にラブマっぽさを感じます。好き。

 

2曲目は Loving you Too much です。

この曲はMVが可愛い。ネオンカラーの衣装が鮮やか。

本家の振り付けを取り入れ、歌詞も空耳っぽい部分があって本家と比較しても楽しい曲です。

この曲は初めて聴いたときには展開が面白いと思いました。

2番が終わるとラップが入ってきて、その後に盆踊りのリズムに変わるところ。この展開にしたの凄いですよね。

もちろん本家に盆踊り要素は無いです。

盆踊りの後また普通のリズムに戻ってラスサビになりますが、一旦盆踊りを挟んだことによってラスサビにスピード感を感じるし、そのまま盛り上がって終わるからジェットコースターみたいな展開だなと思います。

本家はもっとビート強めでヒップホップな感じです。イントロのブラスとかは共通していますが、ベリの方はサビとかもブラスが入っていてパーティー感マシマシです。

上手くアイドルポップスにしたなぁと思いました。

サビへの入り方も良いんですよね。

熊井ちゃんの"恋愛モード全開"が可愛いし、その後Loving you Too って入ったところでパーカッションが左でタンタンタン、右でスパーン!って鳴ってるところが良い。

熊井ちゃんパートでメロディーと一緒にブラスやベースの音も駆け上がっていってサビに入るタイミングで一回消えるんです。からのスパーン!が活きてる。

あとこの曲めっちゃベースライン動きます。ドゥルドゥルドゥルって動きが目立つから割りと耳に入りやすいですよね。

この曲のMVにはパーティーバージョンというのもあって、メンバーがわちゃわちゃしていて可愛いです。

わちゃわちゃしつつもソロパートではちゃんとカメラ付近にいるのが流石ベテランなBerryz工房

見たこと無い人は絶対見て。

 

3曲目は I like a picnic です。

この曲は「アジアンセレブレイション」のカップリングです。

アジアンだけどどこかラテンっぽさも感じるマイナーのイントロから始まって徐々に明るくなってサビという流れが好きです。

雅ちゃんのコミカルな感じの歌い方も曲によくマッチしていて印象に残ります。

もともとのメロディーのリズム(符割)の面白さとそれにマッチした韻を踏む歌詞、原曲の空耳的歌詞もあって凄く聴いていて面白く、気持ちいいです。

"ごちゃっとしちゃって困るなぁ"とか"紅茶で紅茶でこれ美味いなぁ"とか原曲も本当にそんな風に聞こえるし、そもそも原曲が日本語じゃないから空耳で歌詞を当てはめると、メロディーに対する歌詞の入れ方が変わった感じになって面白いです。

サビの"こんなんになっちゃってごめんちゃい"とかも空耳なんですが、"ごめんちゃい"を"めんちゃい"と歌うのがミソですね。

カバー曲の歌詞だけどつんく♂さんのセンスが光っています。

あと、サビの韻を踏んでいる部分の歌い方が印象的で、"反省"を"はんせー"と流す感じが普通な気がしますが、この曲では"はんせいー"と語尾の母音をしっかり発音するのが聴いていてクセになります。

ちなみにサビのパート割がいつもと少し違う感じです。

ベリに限らずハロプロでは歌が上手い人(その歌のメインの人)がサビの最後のフレーズを担当することが多いです。

ベリでは雅ちゃん梨沙子に加え、ももちや熊井ちゃんもメインになることがあります。

この曲ではメイン4人が長いフレーズをソロで回して、最後の部分を後列メンがソロで回すというパート割です。

ちなみに熊井ちゃんは最後の部分も担当しているので、ある意味この曲で一番おいしいポジションかも(笑)

 

今回はBerryz工房のトンチャイさんのカバーについてでした。

聴き比べてみるとどの曲も原曲とアレンジは違うものの、イントロとかはそのままなので良い曲を良いアレンジでカバーしたという印象でした。

どの曲も凄い良くて定期的に聴いてるから改めて記事にするのがちょっと難しいぐらいで、時間がかかってしまいました(笑)