~語りたいっ!!~

好きな音楽を語りたい。この感動を共有したい。

赤い公園の夜の公園

昨年の津野米咲の突然の訃報がショックで、赤い公園の曲をしばらく聴いていなかったんですが、昨年11月に新曲のMVが公開されたのを機に再び聴くようになりました。

熱烈なファンという訳ではなかったですしライブにも行ったことはなかったのですが、ハロプロに提供した曲がどれも良かったことや、ボーカル脱退のニュースなどで気になって聴くようになりました。

新ボーカルが加入してからはまた新しい面が出てきて更に気になっている状態でした。

今回はそんな赤い公園の「夜の公園」という曲についてハロヲタ目線を交えての感想です。

 

初めて聴いたときに、イントロがモーニング娘。の「男友達」に似ていると思いました。(「男友達」についてはコチラの記事でも書いたので宜しければ。)

歌詞の内容も、男友達に彼女が出来そうで切なく感じる女の子の曲という点が共通しています。

津野米咲ハロヲタだし、オマージュなのかなと思ったり。

どちらもめちゃくちゃ名曲だと思います。メロディーも歌詞もアレンジも全部が良い。

「男友達」は割りと叙事詩というか、説明的な歌詞で淡々としている分ラスサビ辺りでグッと切なさが込み上げる感じがあります。

一方で「夜の公園」は特にサビが叙情的で、主人公の女の子の頭の中で思っていることが中心な気がします。そこに様々な描写が加わって、情景がリアルに浮かぶような感じだなと思います。

"誰にも見せない部屋着からちゃんとした部屋着に着替えてる"とか、リアルで気持ちも読み取れるような凄い歌詞ですよね。

"「そんな子はやめちゃえ」って 言いかけて飲み込む缶のジュース"という部分は上手い表現だなと思いました。言葉を飲み込むということと、缶ジュースを飲むという行為が一つになって、言葉を押し殺すような動揺を隠すような行動になっているように読み取れます。

2番は更に切なさが加速していく感じがします。

"想いを伝える勇気を分けたら私の分だけが無くなった"とか、"近づきたいだけ壊したくない 並ぶブランコの距離のままでいい そう言い聞かせた夜の公園"とか切ないです…。

Cメロやラスサビを終えた最後の駄目押しの"私じゃ駄目ですか"がとても切ないですね。

さっきから切ないしか書いてないな…。

「男友達」と「夜の公園」の主人公の大きな違いというと、恋愛感情を自覚しているかどうかという部分だと思います。

「男友達」の主人公は自分の中の恋愛感情に気づいていなかったので、ラストフレーズが"涙が出てきちゃいそう なんだろう?さみしい感覚"ですもんね。

どちらの曲も物語性があって、「夜の公園」はリリックビデオにページ番号みたいなものが表示されていて、物語性の部分を強く打ち出しているんだろうと感じました。

 

赤い公園は楽器隊がテクいというか、独特なフレーズを演奏する、アレンジが斬新という印象があります。

この曲にもそう感じた点がいくつもあります。

ボーカルにディレイが掛かっていて、ワンテンポ遅れてうっすらとメロディーが追っかけてくるところとか。

1番のサビ、2番のAメロの"分けたら"というフレーズとBメロとサビ、Cメロ、落ちサビ後のラスサビがディレイが掛かっている部分です。

毎回のサビ終わりの"夜の公園"という部分にディレイが掛かっていないのは、サビのラストフレーズが終わってもう一度そのフレーズが繰り返されることの蛇足感というか、邪魔だからかなと思うのですが、2番のAメロの"分けたら"にディレイを掛けたのがなんでなんだろう。

ギターに関しても、1番のAメロは割りとさっぱりとした感じかと思ったら部分的にディレイで味付けをしたり。

他にもサビや2番のAメロのフレーズなんかは個性が出ている感じがします。(このAメロのギターのフレーズが好きです)

そして落ちサビの部分。これは人によってはもっとアルペジオで音を鳴らすこともあるだろうなって部分ですが、シンプルなアレンジですよね。でもそれが詩の主人公の寂しさとリンクしているようで、曲がより伝わってくる気がします。

あとこの曲に関して単純に好きな点としてはコード進行です。

Aメロのコード進行なんか特に好きですが、イントロからAメロの頭のコードに入る際に一旦別のコードに寄り道するのが好きです。別に寄り道せずにイントロの最後のコードをもう一度鳴らしても繋がらない訳ではないですが、寄り道することで音の跳躍が段階的になるからか、スムーズに繋がります。

その流れがめちゃくちゃ好きです。

 

津野米咲の歌詞表現に上手いと感じた曲は他にもあって、モーニング娘。'16の「泡沫サタデーナイト!」や赤い公園の「セミロング」等がそうです。

僕は赤い公園の曲で聴いたことがない曲が多いにわかファンですので、また気になる曲があれば記事にするかもしれません。

ブログに書こうと思って忘れていましたが、つんく♂さんが「凡人が天才に勝つには好きを分析することが大事」とnoteに綴っていたので、このブログは間違っていないんだと思いました。

ということで、これからもたくさん書いていきたいと思います。

個人的ハロプロ楽曲大賞'20(番外編)

明けましておめでとうございます。

前回前々回で独断と偏見で選んだ2020年のハロプロ楽曲大賞を発表しましたが、今回はOGの良かった楽曲をランキングは無しで書いていこうと思います。

 

1曲目は 田村芽実いちじく です。

これめちゃくちゃ名曲ですよね。MVもすごく可愛いです。

今までのめいめいの曲はミュージカル感の強いものが多い印象でしたが、これは上質なポップって感じ。

明るく美しいメロディーが良いですよね。

イントロも可愛いし、歌い出しのめいめいの声も力を抜いた感じで好きです。

オルゴールみたいな綺麗な音が印象的です。

きらびやかだけど素朴さもあって、めいめいの伸びのある美声が調和していて心地よいです。

Bメロの歌い方も好きです。

サビでパッとひらける感じがあるのが何より好きな部分かも。

ちょっと切なさを感じられる部分もあったり、同じサビの中でも抑揚があってめいめいの表現力を発揮できる曲になっている気がします。

最初から最後まで綺麗な音しか入ってない。歌声を含めて。そんな曲だと思います。

 

2曲目は PINK CRES.OH・SHA・RE です。

「ルーレット」というシングルが出ましたが、カッコいいけどちょっとメロディーが弱いかなぁという感じで、今年のPINK CRES.だと僕はこれが一番好きです。

3人が明るいキャラなのでこういうのも合うなと思いました。

DA PUMPの「U.S.A.」のようなアガるユーロビートで、急にカッコいいギターソロが入ってくるのもユーロっぽい(笑)

パワフルなにへ、艶やかな雅ちゃん、かわいいひかちゃんという風に三者三様の声質の良さが出ている曲だと感じます。

ひかちゃんの声はK-POPユニットのかわいい声の人的な声質だなと思いました(笑)

ハローだと歌い方のせいか、こういう歌声の人はいなかった気がします。

この曲はメロディーも良く中毒性があるし、みんなで盛り上がれそうな曲なのでプッシュしたらバズるポテンシャルを秘めているのでは、と思います。

 

3曲目は PINK CRES.マイネームイズアイデンティティ です。

これも良いんですよ。エレクトロジャズっていうジャンルになるんですかね。

アップテンポのシャッフルビートで、「ルーレット」とちょっと曲調が被っている気がしますがこっちの方が僕は好きです。

ジャズ調だけど派手で華やかな感じではなく、テンポ感や曲の短さからもスタイリッシュな大人っぽさという感じ。

℃-uteの「人生はSTEP!」やりなぷーの「とっておきのオシャレをして」と同じ石井浩平さんが作ったと知ったとき、なるほどと思いました。

おしゃれな曲で、しかもメロディーも良いので僕が気に入るのも当然ですよ(笑)

雅ちゃんの"ボーダーラーーイン"というパートの息の抜き方が天才的です。

 

4曲目は 宮本佳林未来のフィラメント です。

これがソロデビュー曲ってことですよね?

MVも歌い方も雰囲気があってすごくワクワクする曲だと思いました。

声もサウンドも綺麗で不思議で面白いですよね。

アイドルらしい佳林ちゃんの声でソロアーティストってどうなるんだろうと思っていましたが、こういうアプローチで来たか!と思いました。

キラキラしていて少し儚さも感じられてMVの雰囲気もあってか、吐く息が白くなったら聴きたい曲という感じ。

佳林ちゃんは自分で曲を作ることもあるみたいですし、愛理みたいにどんどん自ら活動していってほしいです。

 

5曲目は 鈴木雅之DADDY! DADDY! DO! feat. 鈴木愛理 です。

ハロプロ関連で2020年に世間で一番話題性があったのはこれでしょ。

編曲の本間昭光さんは愛理の「気まぐれ」の編曲をしており、この曲のパートナーに愛理を推薦したらしいです。

イントロ好きなんですよね。ギターがカッコよくて。クラップも入っててノリノリな感じが良いんです。

作詞作曲がいきものがかり水野良樹さんということで、メロディーがキャッチーですよね。

鈴木雅之の歌声は言わずもがなですが、愛理も負けないようにいつもより太めの声で歌っている気がします。

上品で可愛い見た目と力強い歌声のギャップに驚いているコメントとかもありました。

ボーカルの存在感が強くてバックトラックまで聴けない人も多いかもしれませんが、これがまた渋くてカッコいいんです。

ギターは割りと目立っていますが、ベースやエレピなどに耳を傾けてみるとどの楽器も渋カッコいいと感じます。

THE FIRST TAKEではフルバージョンの一発録りを披露していましたが、こちらの歌も演奏も素晴らしかったです。

ブラスやシンセ、ストリングスが抜けたバージョンでしたがバンド感が出ていて良いなと思いました。

 

今回は2020年のハロプロOGの楽曲についてでした。

ハロプロを卒業してハロプロらしさから脱却してどんな歌を歌うのかというのは、いち音楽ファンとして楽しみなところです。

今後もハロプロOGアーティストの新境地が見られるのを期待しています。

2020年内に書き終えたかった記事ですが、まぁまだセーフかな(笑)これでようやく年を越せるってものです。

個人的ハロプロ楽曲大賞'20(5位~1位)

前回の記事で独断と偏見で選んだ今年のハロプロ楽曲大賞の10~6位を発表しましたが、今回はその続きです。

それでは5位から!

 

  • 第5位: Juice=Juice / Va-Va-Voom

この曲は「ポップミュージック/好きって言ってよ」のカップリングです。同じくカップリングだった「Borderline」も人気ですが、僕はこっち派です。

ギターのイントロが印象的な、ヒップホップの要素もある曲です。というかロック感、ダンスミュージック感、ファンク感、色々あってどういうジャンルなんだろう。

このテンポ感でカッコよさが出せるのはJuice=Juiceの実力かなと思います。

ラスサビ前の佳林ちゃんのパートが力強くてすごく良くて、ラスサビではかなともが伸びやかな美声でフェイクを担当しています。本当に強いグループ。

あーりーの"もう絶対 絶対 負けない"というパートもすごくハマっていると思います。

やはりギターリフがカッコいいのが一番好きなポイントかも。

"Singing yeah yeah"のところの途中で入ってくるギターフレーズも好きです。この曲はギターがカッコいい。

歌詞も強めでカッコいいです。

 

約1年ぶりの新曲です。つんく♂さんらしい曲だなぁと感じます。

"立場なんて関係ない わ"とか"純情エビデン ス"みたいに語尾の1文字だけ歌割りが違うのが特徴的です。

僕が初めて聴いたときに好きになったのはサビの"もうーね↑"という部分のメロディーと、"純情 エビデン ス"という符割りです。

何度も繰り返し聴いた今となってはメロディー全部好きだけど、特にこの部分はクセになるなと思います。

あと、ラストのまーちゃんの"可愛いでしょ"の歌い方が可愛い系じゃなくてカッコいい系なのも印象に残りました。

またライブで歌っていく内に歌い方が変わるかもしれませんが、今のまーちゃんの解釈というか表現ではこうなんだなと思いました。

バックトラックもカッコよくて、僕が好きなのはBメロの"栄光は過去のもの"辺りのコーラスです。

サビでずっとループしているうねうねした音も好きです。この音がサビのノリの良さを出している感じがします。

 

「純情エビデンス」と両A面シングルのこの曲。最初聴いたときは、音はギューの方が好きだけどメロディーはエビかなと思っていましたが、こっちのメロディーも好きになりました。

でもどっちも好きだから実質同率3位かも。

つんく♂節の効いたパンチラインまみれの歌詞は流石ですね。

Aメロはメロディーの動きはそんなでもないけど、バックトラックやコーラスでダークな感じになっているのがカッコよくてマジで好きな部分です。

あと"万年孤独 愛情不足 ウサギちゃんシンドローム"のリズムの良さ。

それから"ギューされたいだけなのに"に被さって入ってくるデーデッ デーデッ デードーン ダダダ♪が好きです(笑)

ラスサビにキメが多いのもカッコいいです。

結構色々なメンバーにパートがありますよね。中でもまーちゃんのパートはどれも印象に残る歌い方だなと感じます。

 

この曲は今年の一発目に記事にしました。

最初聴いたときは不思議な感じで、今でも全貌が掴めない感はあるけどクセになるんですよね。

この感じは本当につんく♂さんっぽさというか。

凄く綺麗で芸術点が高い曲という感じ。

最近思ったのは、

本音はそうよ(愛の力に)

永遠離れたくない(限界りあるなら)

だから君は(その時まで)

そばにいてよ

という歌詞がなんか可愛くて切なくて好きということですね

 

  • 第1位: BEYOOOOONDS / ビタミンME

2位のココカラとどっちか迷ったんですが、こっちにしました。

理由は今年一番口ずさみたくなったからです。

日常のふとした瞬間に頭の中で流れたりしたんですよね。他の曲でもそういうのあるんですが、この曲が多かった気がします。

気持ちも明るくなるしね、この曲。

以前記事でたっぷり語ったので好きなポイントはそちらで↓

ニューシングルのカップリングになるらしいんですが、A面曲がこれを超えてこなそうで怖いくらいこの曲が良い!(笑)

 

ということで、2020年の個人的ハロプロ楽曲大賞はBEYOOOOONDSのビタミンMEでした!

今年はあまり新曲のリリースが無くて残念でした。特にビヨ。

しかし、つんく♂さんがnoteなどでメンバーとコミュニケーションを取ったり、メンバーをより深く見ていこうというのが知れて、これが今後の曲にどう反映されるのかが楽しみに思いました。

娘。は今面白い状態ですよね。卒業が2年無く、チームワークが固まったところに有望な新人が入ってきて、今後どうなるのか。

アンジュは目まぐるしい卒業加入で一気にメンバーが変わりましたが、平均年齢も下がったし久々に可愛い曲も欲しいかも。

Juice=Juiceは佳林ちゃん卒業とれいれい加入で、今後どうなるのか。不安は無いけど全く分からないですね。

つばきはなんとか浮上していきたいところです。

ビヨはなんかせっかくの勢いだったのに新曲が無くて…。話題はなにかとあるので頑張って売れてほしいです。

来年も頑張れハロー!プロジェクト

個人的ハロプロ楽曲大賞'20(10位~6位)

今年も残すところあと少しです。今年のハロプロはコロナに予定を狂わされながらも、様々な曲がリリースされました。

正直新曲がもっと聴きたい気持ちはありましたが、さすがにこの状況では仕方ないですね。

昨年同様に個人的なハロプロ楽曲大賞を発表します。なお、本家と違って今年リリースされたものはノミネート対象です。

それでは10位から!

 

2曲です。どちらのアレンジにもそれぞれかっこよさがあって、順位が付けられなかったというのが本音です(笑)

今年の初めに記事にしましたが(コチラ)、同じ曲の歌詞やアレンジ等を変えて同時に発表するのはインパクトがありました。

ただ、メロディーが同じだから飽きやすいという盲点がありました…。

ただでさえ飽き性な僕が必ず2曲セットで聴いていたので、ちょっと飽きました。

娘。の新曲が少ない上にほぼ一年間が空いてしまったのもあるかもしれませんが。

 

  • 第9位: Juice=Juice / ポップミュージック

この曲は最初聴いたときは、Juice=Juiceじゃなくてもよいのではないかとか、佳林ちゃんのラストシングルがこれなのかとか、腑に落ちない点もありました。

しかし、レコーディング映像なんかを見ているとこの曲はJuice=Juiceじゃないと無理だったかもしれないと思うようになりました。

その一番の理由が、曲の難しさです。ポップなメロディーとふざけた歌詞やノリに惑わされがちですが、音域が広くてメロディーラインがよく動くんです。

Aメロでは低めの音域で動き、跳ねるような譜割りになっていて、サビでも序盤は低くて最後に最高音が来るというのが少し独特な気がします。

終盤の難しそうなパートがかなともに行ってるのも納得です。かなともはピッチの正確さがJuice=Juiceでもトップクラスだと思うので。

さゆきの"ちゅるちゅるぷにゅ タピオカミルクティー"は、上手いからこそ面白いというパートで本人にとっても新境地だと思います(笑)

あーりーの"ちゅるちゅる ぷにゅぷにゅ 君のタピオカミルクティー"も声質に合っていて良いと思います。

歌うのは難しそうですが、聴く分には様々な洋楽のオマージュフレーズが入っていて楽しい曲ですよね。

KANさんのカバーなのもあって年配の方でも聴きやすそうな懐かしさがあるメロディーで、まさにポップミュージックですね。

 

アンジュルムが今年リリースした曲はどれもアンジュルムっぽいなーというもので、その中で一番好きだと思ったのがこの曲でした。

改名後からもメンバーがかなり入れ換わったのでユニゾンがだいぶ変わったなと思うことが最近多いです。

一時期のアンジュは、スマイレージ時代に比べてユニゾンが低音多めになったなと感じていました。

最近はその頃よりも高めになってきたので、こういう軽快な曲が合う気がします。

編曲鈴木俊介ということでファンキーなサウンドが素敵です。

キレのあるギターが気持ちいいし、ワウを踏んでカッティングをすることで"シャカシャカ"のイメージの音を出す遊び心も面白いです。ブラスの音も曲に花を添えていますね。

この曲のラップって結構早くてハロ史上最も難しいのでは、と思います。めっちゃカッコよくて好きです。

ふなっきの卒コンでやらなかったので、オリメンでは一回もパフォーマンスしなかったというのが少し勿体なかった気もします。

"自分磨き止まんな~い"のセリフは、コメ欄では可愛いというコメントが多かったですが、僕はどうしてもIKKOが浮かんできてしまって…(笑)

 

こぶしのラストシングルです。こぶしについてはいつかまた書くとして、ここではこの曲について。

こぶしらしい力強く前向きなロックナンバーです。歌詞にとても背中を押されました。

僕はCメロのソロリレーがすごく好きです。

特にみなみなの声とビブラートが好きだったので、ここのロングトーンは熱いですね。("それぞれの未来図へ~~"の部分)

Cメロ終わりからラスサビの始めのキメが何回かある部分も好きです。("また頑張ってこう ゴールは新たなスタートライン"の部分)

そしてもう一つ好きなのが、ラスサビの"You should be so HAPPY"の部分のコードです。2回繰り返すときにコードが変わるんですが、それが凄く好きです。

全体通してギターがカッコいい曲でAメロでのピックスクラッチや、ワウが良い味出しているギターソロ、Cメロの左チャンネルのカッティングなど好きなポイントがたくさんあります。

 

  • 第6位 : Juice=Juice / 好きって言ってよ

これも佳林ちゃんラストシングルです。

去年の「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」が割りと新規ファンを獲得したので、事務所は二匹目のドジョウを狙っているなと感じました(笑)

作詞作曲山崎あおい、編曲鈴木俊介という同じ布陣ですしね。

ひとそれとはまた違う切なさがある曲で、曲調はファンキーで大人な感じ。

この曲も歌うの難しそうですね。ひとそれも転調多くて難しそうだったけど。

全体的にメロディーが上がったり下がったり動きが多いですが、特に"無償の愛はとうに品切れ"のメロディーの動き方が音を当てるのが大変そうです。ファルセットも含むし。

ワウを使ったギターやシンセのうねる音がこの曲のサウンドの雰囲気を決定付けていると思います。

間奏の左右のオクターブ違う高さのワウギターが重なる(フレーズは違う)のもカッコいいです。

サビは2番以外は"切なくって~"という部分がある二部構成ですが、その二部目のストリングスのフレーズが好きです。

ラスサビ前のビートもめちゃくちゃカッコいいです。

 

今回はここまでです。

コロナ前と後では状況が変わりすぎて、年内でも違う年の事みたく思えてしまいます。だからなのか去年より単純に比較出来ず、順位付けも難しかったです。

次の記事は5位~1位の発表です!

 

Patrick Vegee

なんかグチャッとしてんだよな

このブログのことですかね。

ということで、前回のアルバム「MODE MOOD MODE」から2年8ヶ月経ってリリースされたUNISON SQUARE GARDENのニューアルバム「Patrick Vegee」について書いていきます。

 

「MODE MOOD MODE」の曲や「春が来てぼくら」でメンバーが鳴らす以外のストリングスやブラスの音が入っていましたが、このアルバムでは3人の音を重視して作られています。

だからなのか、いつも以上に勢いが激しいような…。

また、このアルバムはシングル曲の前に収録されている曲のラストフレーズに、シングル曲の導入となるような歌詞があり、シングル曲への流れが綺麗です。

しかも、その曲もただの導入のためという訳ではなく非常に良い曲で、これをこの流れを作るために逆算的に作ったと考えると恐ろしいです。

前回のアルバムの時に、シングル曲が違って聴こえるように曲順や曲間にこだわったということでしたが、今回はもうひと工夫していて流石だなと思いました。

サブスクの時代になり、プレイリストで曲を聴く人が増え、曲順があまり関係ない時代でアルバムという形の存在意義も薄れていく中でのこの工夫は素晴らしいと思います。

 

  • 1. Hatch I need

7枚目がnano mile metだったので8枚目はどのように入れてくるかと思っていましたが、こう来たか。

うねる怪しげなベースから始まる1曲目はダーク感のあるロックナンバー。

ニゾンらしい音を詰め込んで休符の少ないメロディーと、リズムが良くて何言ってるのか分からないけど口の悪い歌詞にファンとしてはワクワクが止まらない最高の幕開けです。

ベースがなんかクールでカッコよくて好きです。Aメロでギターが鳴っていないし、Bメロもギターの休符が多いからよく目立ちますね。

ドラムは相変わらずテクニカルでトリッキーな感じ。

 

  • 2. マーメイドスキャンダラス

1曲目の後に間髪入れずに流れ込むこの曲は疾走感のあるマイナー調のロック。

すごくキャッチーなメロディーで、テンポ感といいアニメタイアップが付いていてもいいような良曲です。

この曲の好きな部分はサビのリードギターです。理由はカッコいいからです。

あとユニゾンのドラムってどっかのタイミングでネジ落っことしましたよね?ずっと聴いてるから麻痺してきたけどいつからこんなになったんでしたっけ(笑)元から凄かったけど凄すぎでしょ。

間奏の部分は繰り返すギターのフレーズに乗せて、ベースとドラムが変化していくことで盛り上がっていくという珍しい形です。特にドラムがエグいですね。

 

  • 3. スロウカーヴは打てない(that made me crazy)

この曲はリフの感じから「デイライ協奏楽団」や「メカトル時空探検隊」系のポップロックンロールだなと感じました。

メロディーも凄くキャッチーだし、この手の曲調も洗練されてるなぁと思いました。

カウベルの音がかわいいですね。

ラスサビの畳み掛けが凄く好きです。メロディーが好きというのもあるし、各パートの動きも好きな感じなんですよね。

BメロとCメロで7拍子になるトリッキーさとかはユニゾンらしいひねくれた感じだと思っていたところ、どうやら理由があるようで。

オマージュ元のthrowcurveというバンドの曲を聴くと府に落ちる事が山ほどありました。(田淵が好きそうなテイストだなというのが第一印象。)

最初に「表現は自由(that made me mad)」という曲を聴いたのですが、まずタイトルにオマージュあり。

それから "Pop music" や "Rock festival" などの歌詞と、その部分をユニゾンにするというオマージュ。

そしてオマージュ元は間奏が7拍子だったので変拍子はおそらくここから来ていると思われます。

次に「連れてって」という曲を聴いたところ、ギターリフがガッツリオマージュであることが分かりました。

オマージュは他の部分にも色々あるかもしれませんが、こんなにガッツリ入れてくるんだという驚きがありました。

色々書きましたが、要するに好きです。

 

  • 4. Catch up, latency

"レイテンシー埋めています" という前曲の歌詞から流れるようにこの曲が始まります。

テンポが違う曲同士ですが、前曲のラストフレーズからこの曲のイントロに入るリズムが気持ちよく、計算されてるなぁと感じます。

この曲は疾走感のある爽やかな曲です。各パート勢いがあって力強さも感じます。

イントロのアルペジオの後の音はヘッドピーンですかね?ロックな音出てますよね。

僕はこの曲のハモりが凄く好きで、特に好きなのは"疼くのも面倒だな"と"風なんかは吹いてないのに"の部分です。上ハモが気持ちよく、爽やかな感じがします。

この曲のコーラスは上でハモったり下でハモったり、Bメロではオクターブ下でユニゾンしたりするので割りと複雑です。

この曲はメロが多くて、1コーラスが{Aメロ、Bメロ、Cメロ、サビ}で構成されています。

ギターソロの尺も割りと長めですし5分弱という曲の長さですが、1番と2番で違う事をしていたり、そもそも1コーラスで展開が多いから飽きずに聴けます。

演奏する方は大変だと思います。絶対疲れる(笑)

 

ノリが良い曲が続いていたところで、この曲で空気が変わります。

前の曲とも少し曲間が空いてこの曲になるのがちょっとライブっぽい。

空間系をかませたギターのブリッジミュートから始まり、しばらくギターボーカルのみで緊張感のある始まり方だなと思いました。

その分3人の音が重なったときの爆発力が凄いです。

シリアスでダークな感じだから、ライブでもこの曲が始まったらドキッとするだろうと思います。

短い曲で終わり方が不思議な感じですよね。

 

  • 6. 夏影テールライト

こういう曲に続くの?というまさかの展開です。前の曲とは打って変わって綺麗な曲です。

激しい曲が続いていた中でのこの曲なので、凄くギャップを感じます。次の曲も激しいので清涼剤みたいな感じがします。

ギターの音が綺麗で好きです。

特にCメロの後の間奏の音が好きです。高音でもキンキンせずに気持ちいいです。

攻撃的な歪みの音も好きですが、こういう抜けの良い綺麗な歪みも素敵ですね。

4つ打ちって、ユニゾンには珍しいような。ダンサブルと綺麗が共存するのって不可能じゃないけど難しいと思うんですが、この曲は絶妙ですね。

ライブだと照明が綺麗なんだろうなという気がします。

ラストフレーズの "ジョークってことにしといて。" で次の曲に繋がります。

 

  • 7. Phantom Joke

初めて聴いたときから「なんだこの曲ムズすぎんか?」という印象が今でも続いています。

わざと難しく作ったのかと思うほど各パートがエグいですね。

曲の構成は{イントロ、Aメロ、Bメロ、Cメロ、間奏、サビ、|間奏、Aメロ、Bメロ、Cメロ、サビ*、|間奏、Dメロ、間奏、サビ*}といった感じ。

2サビとラスサビは+αでメロディーがあるのでサビ*としました。

1番と2番のBメロ、1番の間奏、2番のAメロの1周目、ラスサビ前の間奏で3拍子になります。とんでもない構成…。

2番のAメロ前の間奏終わりでドラムソロがあって、その辺りから3拍子になってるっぽいのですが、僕には分かりませんでした(笑)

ギターソロもめちゃくちゃカッコいいですよね。メロディアスだけどテクニックも見せてくる感じ。

その後のDメロで鳴ってるチョーキングも好きです。

全体的に凄すぎて引くレベルなんですが、生で見ると圧倒されそうです。

年々曲の難易度が上がっている気がしますが、ユニゾンどこまでいくんだ…。

 

  • 8. 世界はファンシー

この曲順は火力強すぎだろ。

カオスながらキャッチーさもあって、この曲をリード曲に持ってこれるのがユニゾンだなぁという感じ。

フックだらけで、サビのキャッチーな爽快感で持っていく感じが凄いです。

イントロからめちゃくちゃカッコいいし、リフもカッコいいし、ギターが弾き始めたリフをベースが引き継ぐのもなんか良い。

メロディーは相変わらず音が詰まってんなぁ。とか思っていると "あ↑ あ↓ あ↑ あ↓ あ↑ ああああ↗" とかになって「!?」って思ってたら、"こんな世界が楽しすぎる る る" からのカッコいいサビですよ。

サビ直前のドラムもめっちゃカッコいいです。

"あああああ~"の部分はなんか声重ねてるし(笑)多分田淵の声だと思います。2番ではその後"ハッピー(気だるげ)"ですから。まじフックすぎる。

しかもギターソロカッコいいんですよ。入り方もカッコいいし。ワーミーペダルが曲に合ってる感じがします。

僕がこのギターソロ大好きだからそう思うだけかもしれませんが、このギターソロ弾いてて気持ちいいだろうなぁ(笑)

ソロ明けにまたAメロBメロみたいなセクションに少し入るのが珍しい流れです。「ここで会ったがけもの道」に続いて"担当者"は依然として不在(笑)

"抜かりなさすぎる る る る るるるるる" からの落ちサビ。これもカッコいいです。

この曲に限った事ではないですが、ベースやドラムが些細なところでカッコよくて挙げていくとキリが無いです。

ベースドゥルドゥル、ドラムドコドコ、まじかっけー。

色々詰め込まれているけど、曲の長さは3分半という短さ。良い意味でもっと長く感じます。

最後の "Fancy is lonely" はMVではカットされていますよね。実はシングルだけじゃなくてここも次の曲に繋がっているような…

「弥生町ロンリープラネット」シングル化の予定とかあったんでしょうか?

 

鬼の2曲から曲調が落ち着きます。エモい曲です。

とはいえ、サビの爆発力は凄いです。サビ直前にはヘッドピーンしてますね。ドラムはほぼずっと金物が鳴ってるし。

サビの終わりでピタッとギターだけになって緩やかな間奏に入ったり、かなりメリハリのある曲だと思います。

ちなみにこの曲バッキングにはビッグ・マフを使っているらしいです。GiGSで知りました。他の曲も結構部分によってギター替えたりしてるみたいで、こだわって音が作られていることが分かりました。

この曲の構成も少し特殊で、{イントロ、Aメロ2周、サビ、間奏、Bメロ、Aメロ、サビ2周}というもの。

サビの後半とBメロと、その後のAメロのベースが好きです。

イントロ等のリフにハイハットを合わせるのは変わっている気がしますが、ユニゾンらしい気もします。

"惑星"というワードには初期の感じを連想しました。

爽やかな感じと"弥生"から春のイメージでしたが、"冬の終わり" という歌詞がありましたね。

"そしてぼくらの春が来る" からの次の曲のイントロの流れは綺麗過ぎて本当に芸術です。いっぱい拍手を送りたいです。

ちなみにこの曲は「椿町ロンリープラネット」という漫画からインスパイアを受けて書いたそうです。

調べると他にも漫画からインスパイアされて書いた曲があるみたいです。

 

  • 10. 春が来てぼくら

バリバリにストリングスが入ったこの曲をアルバム内でどう扱うかがポイントだったようで、素晴らしい流れでこの曲でした突入します。

この曲については以前他の記事に書きましたが、補足します。

13回の転調について。

この曲の構成は{イントロ、^Aメロ2周、^Bメロ、^Cメロ、サビ、間奏、Aメロ*、^Bメロ、^Cメロ*、サビ、^Dメロ、^間奏、^落ちサビ、^サビ、^アウトロ}です。

^を付けたところで転調します。それに加えて1番のAメロの1周目と2周目の間、1番のサビ後の間奏の途中、Dメロの途中で転調します。

1サビ後の間奏の転調は、イントロと同じフレーズの後のところです。そこのギターのフレーズと音色がすごく好きです。

この曲はベース音が聴きやすいミックスなのも好きかも。

改めて聴いてもめっちゃ良い曲だなぁ。

 

  • 11. Simple Simple Anecdote

すごくポップで、なんか質の良いJポップを聴いている気分にもなります(笑)

すごい好きな曲です。特にサビメロが綺麗!歌詞も好きです。

なんかめっちゃ聴きやすい曲ですよね。ユニゾンあんまり知らない人にもオススメしやすい感じがします。

「like coffeeのおまじない」「mix juiceのいうとおり」等のようなシャッフルビートの軽快な曲ですが、3人の音のみなのとタイトルから、このシリーズでは無いんだろうなというのが読み取れます。

この位置にこの短さの曲を置くアルバムってなかなか無い気がします。もっと聴きたいよ!ってなる。

イントロ、アウトロ、間奏等を一切排除した潔さが半端ないです。

ウォーキングベース大好きなので、この曲のベースもめっちゃ好きです。特に落ちサビの終わりらへんの部分。

そこのクローズドリムショットの音も好きです。

落ちサビとかだとそんなに感じませんが、色々な音が重なった時にこのバッキングの音がすごくキラキラした感じに聴こえるのが不思議。

 

  • 12. 101回目のプロローグ

"ごめん 全然聞いてなかった" という歌い出しがすごく田淵っぽいこの曲でラストです。

これライブで聴いたら絶対エモい。

5分超えの長い曲なんですが、だからこそ熱量がバシバシ伝わってくるといいますか。

この曲の構成も少し変わってますね。{Aメロ、Bメロ、サビ、Aメロ、間奏、Cメロ、間奏、Dメロ、間奏、Bメロ、サビ、Eメロ}かな?

DメロやEメロはサビやAメロの発展系だったりして、どういう構成なのかが難しいところではありますが、この構成はなかなか無いでしょうね。

曲を覚えるまでは、いつも3回目の間奏で終わりかと間違えていました(笑)

何度もある間奏がどれも良いんですよ。1回目では一度バッキングのみになって、そこから各パート大きくリズムをとりつつ、歪んだギターのロングトーンがエモいです。

2回目は再びバッキングのみから他パートが入りますが、スピード感があってドラムが荒ぶっています。

3回目の間奏はベースソロからのギターソロというカッコいい構成。ギターソロのチョーキングロングトーンからメロディアスなフレーズに切り替わると共に7拍子になります。詰め込むねぇ!

落ちサビというか完全にアカペラになる部分が長いですが、これもライブで聴きたいところですね。

ニゾンは3ピースだからこそ3人がそれぞれ一人分以上の働きをしているみたいなところもありますよね。でもこういう肝心なところで斎藤さんの歌の力に一任するというのも逆にエモいです。

この曲リードギターのパートもカッコいいからズルいです(笑)

曲の最後がリタルダンドで終わっていくのも出し切った感があって良いですね。

 

久々のアルバムリリースではあるものの、それまでに15周年記念のカップリングベストやトリビュートアルバムといった企画モノのリリースがありシングルも定期的に出ていたので、そんなに久々感はありませんでした。

改めて去年遅ればせながら書いた「MODE MOOD MODE」の記事を読み返すと、次のアルバムが意外と早く出ることもあると思うと書いていました。

まさかこんなにすぐに出るとは(笑)

「Patrick Vegee」では「春が来てぼくら」「Phantom Joke」という攻めたシングル曲が収録されています。

カップリングやアルバム曲で冒険してシングルは堅実にいくのが普通だと思うので、最近のユニゾンはちょっと逆になっているような気もします(笑)

ただ、アルバム曲にも変わった曲があるので完全に逆転しているとも言い切れませんが。

この記事を書いていて思ったことは、このアルバムは構成が複雑な曲や変拍子の曲が多いですね。今までそういうのあんまり無かったですよね。

今後どんな感じになっていくのかが楽しみですね。ユニゾンはスタイルを保ちながら引き出しを増やしていっているので、これからも悪い意味で裏切らないという信頼があります。

とりあえずタイバニの新作があるらしいのでそこで素晴らしい新曲は確定ですよね(笑)楽しみに待ちたいと思います。

 

〈参考Webページ〉

Interview - 田淵智也[UNISON SQUARE GARDEN] | ベース・マガジン

UNISON SQUARE GARDEN田淵智也インタビュー 『Patrick Vegee』と「15周年以降のユニゾン」を語る|レジー|note

ここにいるぜぇ!

前回の記事でとあるハロコンの時の「ここにいるぜぇ!」が好きということを書きました。

その時に、この曲についての記事をかねてから書きたかったことを思い出したので、今回はモーニング娘。の「ここにいるぜぇ!」についてです。

 

僕実は結構スカが好きなのでこの曲もかなり好きなんですよ。

この頃はまだなっちとかいるし紅白でも歌ったし、この曲は結構有名だと思っていたんです。

だからカラオケで歌ったら皆懐かしいって盛り上がるかなと思ったら、誰も知らなくてびっくりしました。

記憶に残ってないだけなんですかね?一緒に行った人たちがたまたま知らなかっただけ?とにかくヲタと一般の認識のズレみたいなものを感じました。

この曲すらあまり知られていないことはショックだったのですが、だったら広めてやれ!という気概でこの記事を書いています(笑)

この曲が好き過ぎて、最初のドラムで既にワクワクするんですよ(笑)

生ドラムはやっぱりパワーがありますね。

ブラスのメロディーも、スカの明るさやこの曲の元気さを感じられて好きです。

この曲はベースラインがよく動くので耳で追ってしまうんですが、Aメロの部分のベースラインが特に好きです。

この曲のギターの音も好きで、Aメロではこれぞスカというような裏拍のキレキレのリズムが心地よいです。

ギターソロもめちゃくちゃカッコいいですよね。

生楽器の音はやっぱり迫力があるし、エネルギッシュですね。熱量を感じます。

 

昨年のロッキンのラストがこの曲だったのも熱かったですよね。

歌は国境越えて どこまでも進むよ

という歌詞は集まった音楽ファンの心を打ったのでは。

歌詞でいうと、僕はこの曲の発売当初から印象的だった

BREAK THROUGH 自分をブチ破れ!

という部分が好きです。

この曲の歌詞は本当に背中を押してくれるような内容ですよね。

僕らはまだ夢の途中 みんなみんなそうなんだ

いいわけなどGOOD BYE BYE チャンスはそこにある

とか、

すべてはまだ学ぶ途中 みんなみんなそうなんだ

出会いそして GOOD BYE BYE 笑顔は忘れない

とか、生きてる限りみんな途中なんだよなって思うし、最近見た仮面ライダーオーズのDC版の最後の「Life goes on! Anything goes! 旅はまだ途中」というメッセージと通じるものがあって胸が熱くなります。

答えはいくつもあるんだと 教えてくれた先輩

という部分はメッセージ性がありつつ、先輩からの話という体にすることで歌詞の主人公の等身大っぽさが出ていて上手く作られていると感じます。

 

なんやかんや言っても結局ラストですよ。

WOW WOW WOW みんなロンリー BOYS & GIRLS

という全員でのシンガロング。

ちなみにこの部分最初はソロパートだったんですよね。すっかり合唱が定着したけど。

でも絶対みんなで歌う方がいいと思います。

こんなに明るく歌ってきて最後みんなロンリーって少しビックリするかもしれませんが、決してマイナスな捉え方では無いんですよね。

大人になってようやくこの意味を理解できるようになった気がします。

今ではここの部分毎回ちょっと泣きそうになります(笑)

この部分があることが、よりこの曲を深いものにしてスケールを大きくしている気がします。ただ明るくはしゃいでるだけじゃないというか。

ここのベースは他の部分と動き方が変わるので、それも好きです。

こういうサビの後に新しいメロディーが来る曲って多くは無いけど、なんか好きなんですよね。

 

今回はモーニング娘。の「ここにいるぜぇ!」についてでした。

つんく♂さんの中にあるロック魂を感じられる1曲だと思います。

素晴らしい曲なんでたくさん広めましょう皆さん。

独断と偏見で選ぶハロコン名パフォーマンス3選

現在ハロプロはコロナ禍において、感染対策を行って少人数でのハロコンを行っています。

メンバーにも感染者は出ておらず、観客にもクラスター発生なんてこと無くかなりの公演数を重ねています。

しかし、従来のパフォーマンスはおあずけをくらっている状態です。

そこで、今回は過去のハロコンの中から僕が個人的に好きなパフォーマンスを3つ紹介します。

(過去の記事で挙げたパフォーマンスは除くのでベスト3では無いです)

 

1曲目は ロマンスの途中 です。

確か2014年のハロコンで、まだベリキューも現役です。

ハロメン参加のパフォーマンスで、ベテランが多い中でJuice=Juiceが初々しいですね。

見所はやはり各グループエースのソロパートじゃないでしょうか。

娘。から鞘師、ベリから梨沙子雅ちゃん℃-uteから愛理と岡井ちゃん、スマからまろが選ばれています。

当時はまだ新人でしたが、おださくのソロも聴きたかったかも。

Aメロの最初の梨沙子インパクトが凄いです(笑)説得力が凄いというコメントがあって笑うw

愛理は今もうこの歌い方してないなっていう感じ。曲調が違うからですかね。

雅ちゃんパートは堪らないですね。声の艶!たったワンフレーズで上手いと思わせるベテランの風格。

ベリは意外とファンキーな曲少ないんですよ。無い訳じゃないですが。

これ見てるともっとベリのファンキーな曲聴きたかったなと思います。

間奏のグループ毎のダンスではベリだけなんか面白いのもこのパフォーマンスの見所かも(笑)

 

2曲目は Magic of Love です。

いまやJuice=Juiceのカバーが定番になっていますが、このシャッフルユニットのパフォーマンスも凄いです。

各グループのぽっちゃり系を集めたユニットという、メンバーのメンタルが心配になる選び方…

娘。からズッキ、ベリから梨沙子茉麻℃-uteから岡井ちゃん、スマからめいめいとりなぷーが選ばれています。

皆声質が良くて割りと歌が安定しているメンバーなんですよね。

見所はめいめいのフェイクとディーバ梨沙子のラスサビのソロパートです。

めいめいのギラギラした感じは太シスと重なる部分があるかも。ロングトーンの部分とか流石です。

そして梨沙子はもう曲の歌い出しからディーバ感出てますが、ラスサビはもっと凄いですね。

"思っただろう~yeah"のところとか、"I Love You~"のファルセットとか良すぎて何回も巻き戻して見ちゃいます。

あとズッキの声も結構ハマっていて、張っても優しい響き方をする声なので包み込むような温かさを感じます。

ロングトーン多いし、ダイナミックな歌声の方が曲に合うと考えるとこの選抜方法も間違っていないのかも…(笑)

 

3曲目は ここにいるぜぇ! です。

この曲は大好きなので、曲についてはいつかじっくり書きます。

で、このパフォーマンスですよ。全員参加の賑やかさが生きてる。

プラチナ期って煽り上手いですよね。

メンバーもヲタも楽しそうなのが凄く良いなと思います。

僕としてはこの曲の見所はラスサビの愛ちゃんのソロです。("ブレ゛ー゛イクスルー 自分をぶち破れ"のところ)

愛ちゃんは毎回このパートで"がなり"を入れてきますが、この時のがなりの迫力が凄くて、これだけの人数の中でセンターにいる説得力というかラスボス感があって大好きです。

愛ちゃんパートはこの時のやつが1番好きです。

これぞハロプロって感じがして、この動画は定期的に観てしまいます。

 

今回は僕が好きなハロコンでのパフォーマンスを3つ紹介しました。

実は他にもあるのでまた紹介したいと思います。

ハロコンだから見られるシャッフルユニットや全員でのパフォーマンスってやっぱり良いですよね。

ハロプロの実力とかハロプロそのものの良さみたいなものを感じられる気がします。

従来の形でのハロコンはいつ再開されるのでしょうか…。

コロナがなるだけ早く収束することを願うばかりです。